【山梨市】小中学生の熱中症 危険なサイン・対処法・予防のポイント | 部活・学校生活での注意点

【山梨市】小中学生の熱中症 危険なサイン・対処法・予防のポイント | 部活・学校生活での注意点

山梨市で子育て中の保護者の皆様、そして市内の小中学生の皆さんへ。

太陽がまぶしく、気温がぐんぐん上がる季節がやってきました。外で元気に活動したい時期ですが、特に暑い日の運動や、普段の学校生活の中でも「熱中症」には十分な注意が必要です。「なんだか頭が痛い…」「気分が悪くて、体がだるい…」「練習中にフラフラする…」そんな経験はありませんか？

小学生や中学生は、夢中になると自分の体調の変化に気づきにくかったり、周りに合わせて無理をしてしまったりすることもあります。この記事では、山梨市の小中学生や保護者の皆様が、熱中症のサインに早く気づき、正しく対処し、そして効果的に予防するためのポイントを、公的な情報などを参考に解説します。

自分で気づける？ 小中学生の熱中症サイン

小学生や中学生は、遊びやスポーツに夢中になると、自分の体の変化に気づきにくかったり、「まだ大丈夫」と無理をしてしまったりすることがあります。周りの大人が気を配ることも大切ですが、まずは自分自身で「熱中症かも？」と気づけるサインを知っておくことがとても重要です。以下のような症状を感じたら、すぐに活動をやめて休憩し、近くの大人（先生、コーチ、保護者など）に伝えましょう。（厚生労働省などの情報を参考にしています）

• めまい、立ちくらみ、顔のほてり：急にクラっとしたり、顔がカッと熱くなる感じ。
• 筋肉の痛みやこむら返り：足や腕の筋肉が痛くなったり、つったり（けいれん）する。
• 体のだるさ、吐き気：体が重く感じたり、気分が悪くなったり、吐きそうになったりする。
• 汗のかきかたの異常：ダラダラと汗が止まらない、または逆に暑いのに全く汗が出ない。
• 頭痛：ズキズキとした痛みを感じる。
• 集中力・判断力の低下：ぼーっとしたり、普段なら簡単なことでも間違えたりする。

（参考：環境省 熱中症予防情報サイト など ※リンク先をご確認ください）

「もしかして熱中症かも？」と思ったら… すぐに応急処置！

自分や友達が熱中症かもしれない、と感じたら、絶対に無理をせず、すぐに行動しましょう。周りの大人にもすぐに知らせることが大切です。

1. 涼しい場所へ移動する：日陰や風通しの良い場所、できればエアコンの効いた室内など、涼しいところへすぐに移動しましょう。
2. 衣服をゆるめて、体を冷やす：服のボタンを外したり、ベルトを緩めたりして、体を楽にします。濡らしたタオルや冷たいペットボトルなどを、首の付け根（両脇）、脇の下、足の付け根（内股）などに当てて冷やしましょう。うちわや扇風機で風を送るのも効果的です。
3. 水分・塩分を補給する：自分で飲めるようであれば、冷たい**スポーツドリンクや経口補水液**を飲みましょう。水だけでは、汗で失われた塩分が補給できないことがあります。ゆっくり、こまめに飲むのがポイントです。

注意: 呼びかけへの反応がおかしい、意識がはっきりしない、自分で水分が飲めない場合は、無理に飲ませずに、すぐに周りの大人に助けを求め、救急車（119番）を呼んでもらいましょう。

（参考：厚生労働省「熱中症予防のために」 など ※リンク先をご確認ください）

【参考】山梨市で小児科診療を行っているクリニック・病院の例

以下は、山梨市内にある小児科を含むクリニック・病院のリストです。（以前ご提供いただいたデータを元に作成しました。最新の情報や詳細、予約の要否等は必ず各医療機関にご確認ください。）

← 表は左右にスクロールできます →

夜間・休日のサインに気づいたら？ #8000への相談を

「夜中に体が熱いみたい…」「休日にぐったりしているけど、どうしよう…」 山梨市でも、夜間や休日に小中学生の体調で判断に迷った際、#8000（小児救急電話相談）で看護師等に相談することが可能です。（受付時間は冒頭参照）

特に以下のような場合は、#8000の受付時間内であれば、一人で悩まず相談してみることをお勧めします。

• 熱中症が疑われる症状（めまい、吐き気、頭痛、だるさ等）がある場合
• 水分をあまり受け付けない、または嘔吐してしまう場合
• 応急処置をしても、本人のつらそうな様子が変わらない、または悪化する場合
• 保護者として、または本人が、どのように対処すれば良いか判断に迷う、強い不安を感じる場合

【重要】ためらわずに医療機関へ！緊急性の高いサイン

以下の症状が見られる場合は、重症化している可能性があります。#8000や#7119に相談しつつも、速やかな医療機関の受診、場合によっては**ためらわずに119番で救急車を呼ぶ**ことを検討してください。

• 呼びかけに反応がない、意識がおかしい（朦朧としている、意味不明なことを言うなど）
• けいれん（ひきつけ）を起こしている
• 自分で水分が補給できない
• 体が異常に熱い（高体温）
• まっすぐ歩けない、立てない
• 繰り返し嘔吐して、ぐったりしている

近隣市にはなりますが、甲府市内には「**小児初期救急医療センター**（甲府市幸町14-6 / 電話: 055-226-3399 ※要事前連絡）」があり、夜間・休日の小児初期救急に対応しています。緊急性の高い症状の場合、こちらの利用も選択肢となります。（ただし、極めて緊急の場合は119番が優先されます）

山梨市の気候も考慮した「小中学生の熱中症予防策」

熱中症は、適切な対策で予防することが可能です。山梨市も夏場は盆地特有の暑さに見舞われます。学校生活や部活動など、活動量が増える小中学生は特に以下の点に注意しましょう。（環境省やスポーツ庁などの情報を参考にしています）

• こまめな水分・塩分補給: 喉が渇く前に、意識的に水分を摂る習慣をつけましょう。運動時は特にスポーツドリンクなどが効果的です。水筒を常に持ち歩きましょう。
• 休憩をしっかりとる: 暑い中での活動は、無理せずこまめに休憩を取りましょう。特に体育や部活動では、指導者の指示に従い、自分でも「きついな」と感じたら勇気を持って休むことが大切です。
• 適切な服装: 通気性・吸湿性・速乾性の高い素材の服を選びましょう。帽子も忘れずに。
• 暑さを避ける工夫: 登下校時も日傘や帽子、日陰を選んで歩くなど工夫しましょう。暑い日は無理な外出や運動は控える判断も必要です。
• 睡眠と食事: 日頃から十分な睡眠とバランスの取れた食事を心がけ、体調を整えておくことも熱中症予防につながります。
• 周りとの声かけ: 友達やチームメイトの様子にも気を配り、「顔が赤いよ」「少し休んだら？」など、お互いに声をかけあうことも大切です。

（参考：スポーツ庁「学校における熱中症対策」 など ※リンク先をご確認ください）

まとめ

小学生・中学生の熱中症は、本人の自覚と周りのサポートの両方が重要です。山梨市での学校生活やスポーツを安全に楽しむために、熱中症の正しい知識を身につけ、日頃から予防を心がけましょう。

そして、もしもの時、自分や友達の体調がおかしいと感じたら、決して我慢せず、すぐに大人に知らせ、適切な対処をとることが大切です。判断に迷う場合は#8000や#7119に相談し、緊急時はためらわず119番を利用しましょう。